蒸気タービン制御 基本の「き」その1 概略構成

こんにちは。今回のシリーズでは蒸気タービンの制御について勉強いただけるように、特に産業用蒸気タービンとして良く使われる抽気復水タービンを対象として基本的な内容を解説していきます。第一回目の今回は、抽気復水タービンと制御装置の関係を示してご説明していきます。

まず、今回説明対象とする抽気復水タービンの概略構成を図-1に示します。

図-1 抽気復水タービンの概略構成

ここで制御装置が制御するのは、GV(Governor Valve:ガバナ弁)、ECV-1(Extraction Control Valve-1:第1抽気加減弁)、ECV-2(Extraction Control Valve-2:第2抽気加減弁)の3つになります。MSV(Main Stop Valve:主蒸気止め弁)は手動でのON/OFF(全開/全閉のみで中間開度での運用はしない。但し、トリップ時は強制閉)となります。GV、ECV-1、ECV-2は、制御装置から出力される電気信号をE/H変換器(Electro-Hydraulic converter:電油変換器)で油圧に変換して制御されます。尚、GVは絞り損失を低減するために複数(通常3つ)の弁で構成され、機械的に順番に開閉します(つまり、制御装置から見れば一つのバルブのように扱われます)。

いかがでしたか。次の記事ではタービンを起動してから通常運転に入るまでにどのような制御をしているのかについてご紹介してまいります。是非そちらも読んでみてください。

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